6/12(水)~6/21(金)、新宿区議会では第2回定例会が開かれました。補正予算(2件)、条例(9件)、契約関係等(17件)などが審議され、可決されました。
補正予算には、区内の多くの中小企業者にご利用いただいている「経営力強化支援事業補助金」や「ハロウィン当日の新宿駅周辺地区の警備・路上飲酒禁止の広報」「区内全世帯への防災用品配布」「避難所への携帯トイレ追加配備」などに必要な経費が盛り込まれています。
「路上飲酒禁止条例」はマスコミでも取り上げられましたので、ご存じの方も多いと思います。
※正式名称は「新宿駅周辺地域の安全で秩序ある環境の確保に関する条例」と非常に長くわかりづらいので「路上飲酒禁止条例」としておきます。
昨年、渋谷区が「ハロウィンは渋谷に来ないで」と明確にメッセージを出して対策を講じたことで、その分、歌舞伎町に人が流れてきました。それに伴い、新宿駅周辺にはいつも以上に人が集まって混雑が発生、ポイ捨てや迷惑行為も多発し、地元の方やお店(商店会)が大きな迷惑を被りました。
2022年にソウルで発生した雑踏事故のような悲劇を起こさないためにも、また、特に混雑が発生する可能性の高い歌舞伎町一丁目や新宿三丁目で路上飲酒や迷惑行為を防止するためにも、「路上飲酒禁止条例」が制定されました。ハロウィン当日には、お酒を販売する店舗(コンビニなど)に対してアルコール販売の自粛を要請することになります。
ただし、アルコールについては、路上で立ち止まったり座り込んだりして飲むことを禁止してはいますが、飲食店での飲酒は問題ありません。「お酒はお店で楽しんでください」という方針です。
また、会期中の6/13(木)には一般質問にも立ちました。与えられた「8分」という時間の中で「牛込中央通りの道路改良」「無電柱化推進」の2点について質問いたしました。
※質問の様子は区議会ホームページでもご覧になれます。
私の地元にある「牛込中央通り」は、通行量が多い割に歩道の幅が狭く、この地域の長年の課題となっています。愛日小学校への通学路にもなっていますが、対向から歩いてくる大人に気を使ってか、小学生が一時、車道にはみ出してすれ違う光景を、私も何度か目撃しています。
車や自転車はもちろん、最近見かける機会が増えた電動キックボードやモペットなどもよく走っています。朝の時間帯には、地域の方が交差点や横断歩道で見守り活動をして下さっていますが、いつか子どもが巻き込まれる事故が起きてしまうのではないか、と心配しています。
そんな中、江戸川橋通り(江戸川橋駅前交差点~牛込天神町交差点)は新宿区が、早稲田通り(牛込天神町交差点~神楽坂駅矢来口)は東京都が、そして牛込中央通北側(神楽坂駅矢来口~牛込北町交差点)は新宿区が、歩道の拡幅も含めた事業を行うことがすでに決まっています。
牛込中央通り南側(牛込北町交差点~市谷田町交差点)についても、部分的にでも同じような事業を行うことができれば、↑↑の東京都と新宿区の事業が一体化し、子どもやベビーカー、お年寄りの方も含め、誰もが安全・安心に歩ける環境につながると考えています。
ただ、牛込中央通りはもともと車道部分もあまり広くないため、無電柱化も組み合わせないことには、大幅な改善は難しいと思います。現状、牛込中央通りは区が行う無電柱化事業の候補の一つにはなっていますが、実際に事業化するのはなかなか簡単にはいかないようです。
これからも、吉住はるお都議や様々な方と一緒になってこの課題に取り組んでいきたいと考えています。